お知らせ

ノミ・マダニ対策、どうされていますか?

「狂犬病・混合ワクチン・フィラリア症予防はしているけど、ノミ・マダニまでは・・・」という方も多いのではないでしょうか?

この地で開業したばかりの頃、驚いたのは、ノミ・マダニがついている子が多いということでした。
ノミ・マダニをからって(背負って)いる室内飼育の小型犬もチラホラ・・・。

温暖な気候と、山や河原など自然に恵まれた霧島市が、ノミやマダニにとっても住み心地がよいのかもしれません。

ノミ・マダニの寄生率が高いということは、普段のお散歩コースやドッグラン、動物病院などで、他の子からうっかりノミ・マダニをもらっちゃう可能性も低くはない、ということです。
場合によっては、知らないうちに、うちの子から他の子へあげちゃう可能性だってあるわけですshock

動物病院でノミ・マダニをもらっちゃう、なんてことはあってはならないことですし、私達スタッフも注意を払っているのですが、やはりノミ・マダニ対策をした上で来院(特にペットホテルや入院)していただけると有難いです。

ノミ・マダニは様々な病気を運ぶという点でも注意が必要です。
近年ニュースで取り沙汰されているSFTS(重症熱性血小板減少症候群)もマダニが媒介するといわれていて、人での死亡例も報告されています。
ノミ・マダニの寄生は、犬にも人にも大きな被害をもたらす可能性があるのです。

わんちゃんの飼い主さんは、狂犬病・混合ワクチン・フィラリア症予防としなければならないことが多く、また、ノミ・マダニのお薬も決して安いものではないので、予防をお願いするのは心苦しい思いもあります。

でも、ノミ・マダニの脅威から大切なうちの子を守るため、ひいては知らない誰か(犬も人も)を守るため、ノミ・マダニ対策についてちょっと考えていただけたら嬉しいです。

ノミ・マダニのお薬はスポット(皮膚につける)タイプとおやつタイプがあります。
おやつタイプには、同時にフィラリア症予防ができるものもありますよ。

ノミ・マダニ対策について、ご質問がありましたら当院までお気軽にご相談くださいrock

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城山公園から見た霧島市。

西郷さんの愛犬ツンちゃんももしかしたらマダニがついていたかもしれないですね。
そういえば、西郷さんはフィラリア症だったんですよね。

犬のフィラリア症とは虫の種類が違うそうですが。

というわけで、次回はフィラリア症予防の話です。